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夏の俳句

2013年

小面の切れ長の目や月下美人

 先輩の入選句に「小面の口うすびらき春の潮」という句がある。流石! やられたー!と思った。普通に薄開きの口となると、何だか間抜けな印象。ところが、小面の口となると何とも怪しく色っぽい。友人の句には好きな句が多い。とうてい私には真似できない。
 今回「目」が兼題。小面の切れ長の目がすぐさま浮かんだが、小面は既に友人の句があるからと思いつつも、他に出来ないので小面で作句。やはり季語で苦戦。月下美人は少しひっかかるが……。

2012年

遠富士の紫陽花色に暮れにけり

 富士宮市の「富士を詠む」に初投句。
 私の家からは澄んだ天気の冬場は富士山を望める。毎朝起きると一番に窓を開けて「今日は見えるだろうか」とその日を占うかの様な気持ちで富士山を見るのが日課だ。窓の下には小さな畑と公園があり、畑には野菜の花達、公園には四季折々の花が見られた。夕暮れになると時には青く、時には薄墨色に、そして時には紫陽花色に富士山を染めながら夕陽が静に沈んでいく。

万緑や地球の息吹迸る

 自宅から徒歩5分のところに “トトロ森” として親しまれている小さな緑地がある。この緑地を歩くのが大好きだ。仕事部屋にしている部屋の窓を開けば、春には若葉に包まれた柔らかい緑、秋は鮮やかな紅葉、冬は葉を全て落として北風に吹かれながら凛として立っている樹木達。そして夏は力強い万緑の息吹が、地球にみながる。

六月の雨降る夜のニニロッソ

 六月の風雨の強い深夜、眠れなかったのでイヤホンでラジオの深夜番組を聴いていた。流れていた曲はバラード。雨とバラード。なかなかいいじゃない。何か一句出来そうな……。
「六月の雨降る夜のバラードかな」。う~ん、いまいちだ! 出来そうで出来ない。その後、ラジオより “ニニロッソ” という言葉が聞こえ、そのまま下五をニニロッソに。
 ニニロッソのトランペットには、6月の雨より、夏の夜の星空が似合うと思うのだが、何故かしっくりとリズムよく収まる感じ。

母の住む里に近づき花いぱら

 2011年5月に久しぶり里帰りした時、空港から実家までのバスの道中での景色。
 母の里へ近付くにつれ、バスの車窓から見える外の景色は、万緑漲る山また山。そして深い緑の中に一段と白さを際立たせて咲いていた茨の白い花。右も左も前方も茨の花が美しい。 自宅から羽田、羽田から故郷の空港、空港から実家までと、いずれも約2時間で合計所用時間6時間。一日がかりの里帰りである。狭い日本も近くて遠い故郷。6時間の旅は疲労感はあったけれど、しばし癒されるひと時でもあった。

 

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