Sample Web Site

春の俳句

2013年

富士山を鷲掴みして春の映

 富士宮市の「富士山を詠む」に初投句。富士山を詠むのは難しい。
 たまたまテレビで富士山のリポートをしていたリポーターが、富士山を背景にして高く手をかざして写真撮影している映像をみての作句。入選の通知と冊子が届き嬉しさと同時に驚いた。

山里の蔵の家紋や枝垂れ梅

 東村山市の我が家の周辺には「蔵」のあるお宅がとても多い。中でもある一軒のお宅の広い庭には、松・竹・梅をはじめ、桜や四季折々の花がたくさん植わっていて、桜の見事な枝ぶりと、枝垂れ梅の立派な樹があり、散歩しながらお花見ができる。買い物に出るのも、ただぼんやり歩くだけでも楽しい。

南端の木造駅舎麗らかや

 指宿・枕崎線の無人の西大山駅。残念ながらまだ私は行ったことが無い。とんがり帽の開聞岳と菜の花畑の素朴な美しい景色の写真をみての作句。帰郷したら是非とも行ってみたいと思っている場所の一つである。

故郷に生き母は卒寿や花樒

 この年母は87歳。卆寿には少し早い。
 旅行以外は、故郷の鹿児島でしか生活したことが無い、根っからの鹿児島人である。母が70代前半の頃、東京で共に暮らそうと幾度も上京を勧めたが、結局誘いにはのらなかった。既に70歳を超えていたので無理も無い。私としてはちょっぴり残念ではあったが、故郷で生き、故郷で一生を終える。それが母の人生なのだ。

梅が香や歌舞伎役者の大首絵

 兼題「歌」。歌麿の美人画を眺めての作句。語彙力・季語力、発想力が貧弱なので兼題は苦手だ。歌麿、歌舞伎くらいしか頭に浮かばない。
 折角東京にいるのだから生の歌舞伎を観たいと思いつつ残念ながら未だ実現していない。
 じーっと歌麿の美人画を眺めていると、ほのかに梅の香りが漂ってきそうな錯覚を覚える。歌舞伎役者と梅が香は若干付き過ぎな気がしないでもないが……。思いがけなく秀作をいただいた。

2012年

手品師の黄金の指花吹雪

 俳句を始めて約半年。初投句での秀作で思い出の一句でもある。そして何より俳句の先輩が「素晴らしい。まいった!」と褒めてくれた。それが一番うれしかった。
 日頃から手品師の指の動きにはいつも感心させられる。当然タネも仕掛けもあることは分かっている。手品用のグッズを上手く使い、巧みな言葉と表現と手先の動きで観客を欺く。こちらも騙されまいと必死に目線、腕、体、指の動きをじっくり観察してみるがなかなか見抜けない。実に見事なものだ。
 手品師の指は嘘つきだ。まさにあの “黄金の指” に騙されている。兼題「黄」。

郷一つ覆ひ尽くすや梅の花

 2011年、青梅市の「吉野梅郷」を訪れたときを思い出しての句。青梅は私の好きな町で、春は梅郷、夏は渓谷、秋は紅葉と、それぞれに見所満載な場所がある。
 やさしい桃色と白色、そして黄色の梅の花々で埋めつくされた郷山は、まるで山一面に “こんぺとう” を散りばめた様な美しさと優しい色彩を放っていた。
 こちらも、兼題 “黄” と同時に雑詠に初投句。

 

春の俳句 | 夏の俳句 | 秋の俳句 | 冬の俳句 | 思うこと

Sample Web Site

↑ PAGE TOP

Copyrightc 2012-2017 有限会社ステップ All Rights Reserved. 《Web Design:Template-Party》